OCNからのお知らせ

2017年9月7日 公開
2017年9月21日 更新

【重要】通信品質向上にむけた取組みについてのお知らせ

「OCN モバイル ONE」では、通信回線の継続的な増強や、「バースト転送機能の提供」「トラフィックコントロール装置の導入」など、通信品質向上にむけた取り組みを継続的に実施しておりますが、今後、昼休みなど、モバイル通信の利用が集中し、通信回線が混雑する時間において、https通信のペーシングを適用し、混雑時における「OCN モバイル ONE」ご利用者全体の通信速度改善を図ります。
なお、本取り組みは2017年9月27日より順次開始します。

本取組により、「OCN モバイル ONE」をご利用のお客さまが通信を行う際に、通信の効率化を行う対象サービスの通信であるか否かを機械的・自動的に識別し、その通信に対し機械的・自動的に最適な通信速度にすることで、通信速度改善を実現します。参照するデータについては、対象サービスであるか否かの識別をするための必要最低限(TCPポート番号、通信データ量)のデータであり、識別以外の目的での利用はございません。

https通信のペーシングとは暗号化通信の一種であるhttps通信が行われる際に、NTT Comのトラフィックコントロール装置によって、お客さまのご利用端末(スマートフォンやタブレット端末など)に届くデータパケットを最適なペースにコントロールするものです。https通信は、URLが「https://」で始まるWebサイトを読み込む際などに利用され、YouTubeのような動画配信サービスでもよく用いられています。
https通信で動画視聴など大容量の通信を行う際、Webサーバーからデータパケットを送信しますが、混雑時などにパケット再送が発生し、これによりネットワーク全体を流れるパケット量が増大して通信速度低下の一因となります。しかしトラフィックコントロール装置の「https通信のペーシング」機能を利用すれば、パケットを適切なペースで送出することにより、再送を抑制してネットワーク全体を流れるパケット量を適切に保つことが可能です。これにより、「OCN モバイルONE」ご利用者全体の通信速度改善に貢献します。
また、一般に動画を視聴する際には、少し先の分まで予めデータをご利用端末側(スマートフォンやタブレット端末など)に読み込んでおく「バッファリング」が行われますが、本取り組みではトラフィックコントロール装置からパケット送信のペースを調整することで、バッファリングデータの量をコントロールし、ご契約の通信容量を有効にご利用することが可能です。